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うみへび座U星のまわりに広がる絶対温度45度(マイナス228℃)前後の冷たい塵の衣(ダストシェル)

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「あかり」搭載の遠赤外線サーベイヤー (FIS) による、うみへび座U星のまわりに広がる絶対温度45度(マイナス228℃)前後の冷たい塵の衣(ダストシェル)の様子を捕らえた波長90マイクロメートルの遠赤外線での画像です。ダストシェルは、FISが見ることのできる波長 65、90、140、160マイクロメートルの4種類の遠赤外線すべてで観測されました。この星のダストシェルは同種の天体の中では、最も明るく、かつ、広がっていて、詳しい構造を調べることのできる貴重な事例となっています。今回、詳細な数値モデル解析により、このダストシェルはとても薄い球殻状であることが分かりました。そのようなダストシェルは、間歇的な質量放出によって作り出されたものと考えられます。

観測成果:「あかり」が描き出す赤色巨星の塵の衣

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