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「あかり」蓋あけオペレーション成功!

「あかり」が目を開けました!

「あかり」は姿勢制御に使われる太陽センサーのトラブルへの対策のため、望遠鏡の蓋(アパーチャリッド)を開けるのを遅らせてきましたが、ようやく実行することになりました。

オペレーションは、4月13日の日本時間夕刻に行われました。鹿児島の内之浦局での通信中に、望遠鏡の蓋を押さえている留め金を結んでいるワイヤーが切断されました。直後、FIS のシグナルが急激に小さくなったことから、暗い夜空を見ていることが確認されました。

一周回後に地上に降ろされたデータからは、焦点面星センサー(FSTS)で多くの星が受かっていることが確認され、また FISのデータからも一目見て銀河面(天の川)を通過していることが分かりました。

蓋あけを機に、「あかり」は評価観測フェーズに入りました。現在、FIS, IRCともに健康な状態で、まだ調整が完全ではないものの、すばらしいデータが得られつつあります。評価が終わり、最初のデータを皆さんにお見せできるようになるまで、もうしばらくお待ちください。

Fig.1

写真: 無事に蓋あけを終えた、喜びの内之浦運用チーム

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