★★★★★★★★ ASTRO-F ニュース #2 2003年11月 ★★★★★★★★ ASTRO-F ニュースは、プロジェクトの最新情報を皆様にお知らせするためにほ ぼ毎月一回発行しています。このニュースは、iris_observer に登録されてい る方々にお送りしています。 ■■■ 総合試験の前半が終了 ■■■ ASTRO-Fの衛星総合試験が、2003年4月から行われてきました。この試験では、 衛星の最終組み立てと調整から始まり、各装置毎の入念な動作チェックを経た 後、仕上げとして、打ち上げ・観測を模擬した運用リハーサル試験を行いまし た。この間、細かい不具合や問題点が発見され、改修や再調整が行われました。 総合試験開始後に起きた望遠鏡の不具合により打ち上げが延期になったため、 総合試験は観測装置を除くバス部の試験を終了した11月7日をもって一旦中断 しました。現在、衛星は組み立てられた状態でクリーンルームに保管されてお り、再開は2004年12月頃の予定です。この間、各装置の改修やさらなる性能向 上に最大限の努力を払い、万全の体制で打ち上げに望みたいと思います。 (http://www.ir.isas.ac.jp/ASTRO-F/Outreach/index.html) ■■■ 望遠鏡改修の状況 ■■■ 望遠鏡不具合の改修が進んでいます。トラブルが起きたFM主鏡は、裏面のパッ ト接着部の、部分的に剥がれたSiC CVD層の除去が終わりました。鏡面の状態も 良好です。現在、この状態で再び改良されたパッドを接着しても良いかの検討 を行っています。これと並行して行っていたバックアップ主鏡表面の研削が終 了しました。こちらも、今後研磨を進めFM鏡として利用できる状態にする方向 で検討しています。一方、不具合の原因究明のための試験は、測定試料の納入 待ちでしたが、ようやく一部が入手でき、これから急ピッチで測定が行なわれ ます。さらに、各種数値シミュレーション解析も行われています。先月号でご 案内したとおり、来年の2月頃までに結論を出せるように努力しています。 ■■■ IRC/MIR-L 改修 ■■■ IRCのMIR-Lカメラは、視野が当初設計値の10' x 10'より小さく、8.6'x8.6'と なってしまっていましたが、これを元の値にするための再設計が進んでいます。 これに伴い、分光スリット位置などに若干の変更が出る可能性があります。詳 細は今後逐次お知らせします。 ■■■ 宇宙航空プロジェクト研究員募集 ■■■ 旧宇宙科学研究所には、研究機関研究員(旧COE研究員)というポスドク制度があ りましたが、来年度からは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)共通の宇宙航空プロ ジェクト研究員制度の下で、若手研究員を募集することになりました。宇宙航 空プロジェクト研究員の詳しい募集要項は http://www.jaxa.jp/about/employ/h15project_b_j.html にあります。締め切りは、12月10日です。意欲ある若手の皆さんの応募を期待 しております。詳しくは、iris_help までお尋ね下さい。 ■■■ ASTRO-F次の一ヶ月 ■■■ ☆ IRCチームは、11月26日にハードウェアのレビューおよび観測運用やデータ 処理に関する相談会をチーム外の人も交え公開で行います。場所は宇宙研です。 興味がある方は是非ご出席下さい。 ☆ FISの全天サーベイデータの処理を速やかに行い、早期にカタログを出版で きるよう、処理システムの開発が進んでいます。12月1日〜5日の間、宇宙研に て海外を含む各グループで開発されているプログラムを持ち寄り、パイプライ ンに組み上げて動作試験を行う集中作業が行われます。 ☆ ASTRO-Fとは直接関係ありませんが、12月10,11日に名古屋で、将来の遠赤外 線・サブミリ波検出器に関するワークショップが行われます。 ☆ 12月15,16日には、国立天文台三鷹にて、次期赤外線天文衛星SPICAによるサ イエンスと観測装置について議論する研究会が行われます。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ■ ASTRO-F Web: http://www.ir.isas.jaxa.jp/ASTRO-F/ ■ 登録アドレスの変更、あるいはこのニュース、ASTRO-Fに関するご質問、ご 意見は、iris_help までどうぞ。 (今月号の担当=山村)