Autoanalysis

LWS データは、他の観測器同様、生データ(Edited Raw Data, ERD)、 一次処理データ(Standard Processed Data, SPD)、二次処理データ (Autoanalysis Results, AAR)がCDROMによって配布される。本来は、 「観測者はAAR だけ を見れば良い」、ということを目指してソフトウェアが開発されてきた。

しかしながら、現状はそうなってはおらず、以下のような問題がある。

  1. AAR は最終的な結果ではなく、問題が残っている。残っている 問題の種類は、 pipeline のversionによって異なる。
  2. 過去に受け取った古いpipelineで処理されたデータが、 新しい pipeline で再処理されるかどうかは自明ではない。
  3. 必ずしも最新の pipeline で解析された結果が配布されるわけではない。 bug fix がされたと思われる一つ前のversion のpipeline で解析されること が多い。

上記の2, 3の欠点を回避するために、以下の方針を提案する。

  1. 各観測者に配布されたデータを、LWS の本拠地であるRutherford Appleton Laboratory (RAL) のデータベースに登録する。
  2. 登録されたデータを、RALにおいて、各観測者の責任で(bug があるかも しれない)、 最新の pipeline を用いて解析し、最新のAAR を得る。
  3. データベースに登録されたデータは、priority 期間中は、各観測者し か見られないようにする。ただし、priority 期間終了後は、一般公開される。

上記のデータベースの登録の日本の窓口は、とりあえず宇宙研/中川があたる。 興味のある方は、御連絡いただきたい。


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Takao Nakagawa Mon Nov 10 18:55:00 JST 1997