まず,ブライトネスを適切な値に調整しましょう.
白い紙を手元に起き,次の画像がそれよりも明るくならないようにします.
この画像には「F4」から「FC」の文字が描かれています.
「F4」が見えない場合は致命的.
安物のディスプレイは,見かけ騙しのコントラストのために,
S字のガンマカーブで暗部を潰している事があります.
次の画像には「16」から「08」の文字が描かれています.
「16」が見えない場合は致命的です.
なお,見えるようにするために ブライトネスを上げれば良いという事ではありません.
本当はこれだけではテストできないのですが, 目で見て色がついてたりしたらもう致命的です.
次の画像は,わざとノイズを加えているのですが....
1つ目の画像では,かなりのノイズを加えています(画像を拡大)が,
2つ目の画像は実は「0xefefef」一色です.
もし,2つ目の画像もノイズがあるように見えたら,
かなりヤバいですね.
1つめの画像のヒストグラムを次の絵で示します.
最近のノングレアディスプレイは,表面フィルムの処理がタコなものが多く,
そのようなディスプレイでは
白や灰色を表示させると七色のギラギラノイズが見えます
(名付けてスーパーレインボー特別仕様:-P).
これはつまり,実際にはノイズが無いのにノイズが見えているという事です.
このギラギラは,
人によっては頭痛になるほど,目に大変な負担を与えます.
本当に酷い話です.
ワイドのディスプレイでは,三菱のMDT243くらいしかマトモなものはありません.
LGのH-IPSも最近のバージョンはかなり劣化しているそうです.
ワイドでなければ,今やナナオのL997くらいでしょうか.
[0] が最も自然に見えるようにディスプレイのシャープネスを調整します.
この画像における輪郭補正は, 三菱ディスプレイの挙動を再現したものです (ソースコード). 最近の三菱ディスプレイはデフォルトで [+2] から [+3] のような 非常識なシャープネスがかかっています. ちゃんと調整しましょう.
Last Modified: 14 Mar. 2010