IMAP

last update 00/03/05


POPを使ったメールアクセス時のセキュリティを高めるため、POP→APOP (パスワードを暗号化するPOP)への移行をすすめています。 しかし、いくつかのメールクライアント(代表的なものとして Netscape Communicator)はAPOPに対応していません。 このような場合(実際にはNetscape Communicatorを念頭においていますが)には IMAPを使うことが出来ます。IMAPはPOPと同様、メールサーバとクライアントソフト のやり取りを行うものですが、単にパスワードを暗号化するというだけでなく、 POPにはない高度な機能を実現しています。

例えば、POPがメールサーバにあるメールを単純に手元に転送するだけであるのに 対し、IMAPではメールの本体はサーバに残したままでヘッダ部分のみを 転送し、実際にメールを読む時に初めて本体を転送します(巨大なメールを 転送せずにすむ)。 すなわち、一箇所(サーバ上)においたメールをあたかも手元にあるかのように 操作できるので、複数の場所からアクセスする時に便利です。


IMAPの設定

IMAPで暗号化パスワードを使用するためには、サーバホスト上でパスワードを登録する必要があります。 セキュリティの関係上、現在パスワードの登録はrootで行う必要があります。
  1. システム管理者(山村、田中、中川、まるま、和田、西松)を捕まえる。
  2. telnet等でkoala にloginする。
  3. 管理者に頼んでsuコマンドでrootになってもらう。
  4. 次のコマンドを実行する(パスワードが平文で表示されるので、管理者に見せないよう)。
    % /usr/local/etc/imap_passwd userid passwd
    
    ここで、useridは各自のユーザー名、passwdは設定するIMAPのパスワード(loginするときのパスワードと別にする)。
  5. 管理者に見られないようにlogout。

クライアントソフト側の設定は各自行ってください。例としてNetscape Communicatorの場合は、

  1. Edit/Preferencesを開く。
  2. Mail Serversパネルを開く。
  3. koalaを選択しEditを押すと、サーバ設定のパネルが開く。
  4. IMAPを選択。
  5. 詳細設定はDefaultのまま。「メールの送受信にSSLを使う」を押すとうまく行かないので注意。
  6. OKを押してパネルを閉じる。

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