SFITSIO誕生秘話

 以下は特に秘密の話というほどのものではありませんが, どうして SFITSIO を開発する事になったかを紹介します.

 実は,SFITSIO は「山内個人が個人のニーズにおいて勝手に作ったもの」 ではありません.

 まず,SFITSIO が生まれた理由は,簡単に言えば 宇宙科学研究所の「あかり」プロジェクトで必要だったからです. 宇宙研のX線グループが開発しているものに, atFunctions という有名なCライブラリがあります. SFITSIOの位置付けとしては, atFunctionsと同じようなものです.

 今の SFITSIO は,山内が 2005 年ころから宇宙科学研究所の 「あかり」プロジェクトで開発してきた, 2.5世代目の FITS I/O ライブラリで,以下のような歴史があります.

 SFITSIO では,BTE におけるヘッダを拡張していますが, これも「あかり」プロジェクトの長期にわたる開発の中で生まれたものです.

Last Modified: 4 Jan. 2012