AOT06(07)のreductionについてのメモ(97/10/29)
AOT06および07のgrating modeのデータには、通常のscanの他にreference scanや
「ゴミ」scanが含まれており、結果のスペクトルに悪影響をもたらすことがある。
reference scanについては、1997年6月より観測のsequenceから除かれた他、
OLP6.0以降および現在のIAではextract_aar()によって、AARに含まれないように
なっている。しかし、「ゴミ」scanは依然としてAARに残っており、一応
scientificに正しいデータではあるものの、memory effectなどの影響で
現実的には使い物にならない。この「ゴミ」scanは次のような手順によって
比較的簡単に取り除くことが出来る。
- stdaa等により、AARデータ('tmp.aar')を作成する。
- aar=read_faar('tmp.aar')
- linelist,aar,/num
- 各line番号別に、データ点数と対応するAOT_BANDの一覧が表示される。
- 以下のようなデータのline番号を調べる。
- データ点数が少ない(〜数百)。
- 観測していないはずのAOT_BANDである。
- 複数のAOT_BANDが含まれている。
- AOT_BAND='NONE'である。
- 良く分からない時は、当該lineを、
chkdet,aar,aot_band='aot_band',line=lineのように表示して、波長範囲が異常に狭かったりする場合。
- 各天体の*_fla.pro中に次の一行を加える。先頭の方が良い。
aac=sellines(aac, [1,2,3....悪いlineの番号])
- stdaa, 'objct', startp='aar',...options....でreduction続行。
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