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Detector間での平均

ここまでくると、detector 間で滑らかにつながった、fringe の ないsignalが得られているはずなので、detector 間でも平均をして、最終的な 結果を得る。

そのためには、 まずマウスの右ボタンで全データを選択する。するとsubmenuがでてくるので、 Average を選択。するとAverage submenu が表示される。ここで 以下のパラメータを選択。

Use STDEV Cutoffs:
No
Average Across Detectors:
Yes
Bin Size: Use LWS defaults:
No (具体的な値は目的に応じて設定。 一般的には、0.1 m くらいがdefault として良い。)

そして、mean を選択し平均化を行う。ただし、場合によっては 平均化を行わないほうが(例えば 63 mum 付近は detector 2 のみ 用いて、detectors 1, 3 を用いないほうが)、良いS/Nを得られる 場合もあるので注意が必要である。

この段階で、一応標準的な解析は終了し、信頼できるスペクトルが得られた はずである。

この後は必要に応じて rebinning などを施しても良い。 特定のラインだけを選択して、fitting などを行うこともできる。 目的に応じて、必要な作業を行う。そして、最後に保存をお忘れなく。



Takao Nakagawa
Mon Nov 10 10:39:34 JST 1997