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 SPICA研究推進委員会が設置した「SPICAサイエンス検討会」では、約70名の研究者が参加してSPICAが天文学・天体物理学・惑星科学にもたらし得るブレイクスルーについて議論を行いました。このサイエンス検討会における検討結果をコミュニティに報告すると同時に、幅広いサイエンスのアイデアについて多くの方々と議論するために、日本天文学会2020年春季年会にて企画セッション「SPICAが切り拓くサイエンス」を企画しました。残念ながら、新型コロナウィルス感染症拡大防止のために年会は中止となりましたが、企画セッションの講演資料を広くコミュニティの方々が閲覧できるよう、ここに講演者の了承のもとで講演資料を公開いたします。

企画セッション「SPICAが切り拓くサイエンス」世話人
   泉拓磨 (国立天文台)、井上剛志 (名古屋大学)、江草芙実 (東京大学)、尾中敬 (明星大学)、
   長尾透 (愛媛大学)、野村英子 (国立天文台)、平野照幸 (東京工業大学)、本田充彦 (岡山理科大学)

講演番号はアブストラクトに、講演タイトルは発表スライドにリンクされています。
講演番号 講演タイトル・著者名
Z201r 超高感度赤外線衛星SPICAによる宇宙進化史の解明
金田英宏(名古屋大学)
Z202r SPICAが革新する系外銀河サイエンス
泉拓磨(国立天文台)
Z203a Importance of Dust in the Evolution of Galaxies: Prospect for SPICA
竹内努(名古屋大学)
Z204a WISE-Planck far-infrared detection of Hyper Suprime-Cam protoclusters at z〜4
久保真理子(国立天文台)
Z205a The Slit-Less Spectroscopic Survey of Galaxies (SPICY) with AKARI/IRC - perspective to SPICA
和田武彦(宇宙航空研究開発機構)
Z206b Unveiling the nature of HST-dark galaxies by using SPICA
KOHNO, Kotaro(The University of Tokyo)
Z207b 広領域SMI-CAMサーベイで探る初期宇宙の塵に覆われたAGN
松原英雄(宇宙航空研究開発機構)
Z208b SMI高分散分光を用いた z〜2 AGNトーラス領域の吸収線観測
馬場俊介(国立天文台)
Z209a 「近傍銀河・銀河系」班の概要と“stellar feedback”についての検討
江草芙実(東京大学)
Z210a 「近傍銀河・銀河系」班:銀河円盤外のガスやダストについての検討
金子紘之(国立天文台)
Z211b OH+, H2O+, H3O+ で探る分子ガスの電離度
渡邉祥正(日本大学)
Z212b Statistical Quantification and Parametrization of Galaxies with SPICA
竹内努(名古屋大学)
Z213c 近傍活動銀河のB-BOP/SPICA遠赤外線連続光偏光観測
中西康一郎(国立天文台)
Z214c 宇宙初期の銀河星間環境を特徴付けるダストの性質の理解
左近樹(東京大学)
Z215r SPICAが切り拓くサイエンス:星・惑星形成,惑星系の観測ハイライト
平野照幸(東京工業大学)
Z216a SPICAを用いた太陽系小天体の科学
小林仁美(LLP京都虹光房)
Z217b SPICAの中間赤外線分光観測で探る木星トロヤ群小惑星の科学
吉田二美(千葉工業大学)
Z218b SPICAによる中間赤外線分光観測で迫る太陽系内惑星間塵の性質
高橋葵(アストロバイオロジーセンター)
Z219b SPICA中間遠赤外線分光観測による彗星の水氷・ケイ酸塩鉱物探査
大坪貴文(宇宙航空研究開発機構)
Z220c SPICAによる太陽系惑星・衛星大気の観測
佐川英夫(京都産業大学)
Z221b SPICAによる系外惑星の熱輻射の検出・キャラクタリゼーション
藤井友香(東京工業大学)
Z222a SPICAを用いた解体惑星の分光観測から系外惑星組成に迫る
奥谷彩香(東京工業大学)
Z223a SPICA望遠鏡による遠赤外線偏光観測で探る原始惑星系円盤のダスト特性
田崎亮(東北大学)
Z224a SPICAの水輝線観測が明らかにする原始惑星系円盤の熱・力学構造
森昇志(東京大学)
Z225b 様々な物理量を考慮した原始惑星系円盤モデル計算と、SPICA高分散分光観測によるH2Oスノーライン位置同定の可能性検討
野津翔太(Leiden University)
Z226b H2O スノーライン検出を目指すSPICA高分散分光観測観測シミュレーション
中川貴雄(宇宙航空研究開発機構)
Z227b SPICAで探るデブリ円盤の進化と太陽系の起源
石原大助(宇宙航空研究開発機構)
Z228c SPICAによる原始惑星系円盤からの複雑な有機分子輝線の観測予測2
野村英子(国立天文台)
Z229a 宇宙赤外線望遠鏡SPICAによる分子雲磁場の観測と星形成機構
島尻芳人(国立天文台)
Z230a SPICAで探る超新星爆発でのダストの形成と破壊
野沢貴也(国立天文台)
Z231b SPICAで探る分子雲の多相構造
岩崎一成(国立天文台)
Z232b SPICAによる分子性固体の遠赤外領域観測で展開するサイエンスの検討
日高宏(北海道大学)
Z233c SPICAで探る分子雲の磁場構造と星形成機構
井上剛志(名古屋大学)