ホーム > SPICAの開発体制

国際協力

SPICAは、2027-28年の打ち上げを目標に、 日本, ヨーロッパ各国, カナダ, アメリカなどが共同で開発を行う国際ミッションです。 現在は、日本側では宇宙科学研究所の戦略的中型ミッションとしての採択を、 ヨーロッパ側では欧州宇宙機関 (European Space Agency; ESA) Cosmic Visionの第5期 Medium size missionへの採択を目指して、 開発・検討を進めています。

現在SPICAでは、下の図のような作業分担(案)で、各国が開発を担当することを予定しています。 日本は主に、ペイロードモジュール, 冷凍機, 中間赤外線観測装置 (SPICA Mid-infrared Instrument; SMI)の開発を担当します。 また、SPICAの打ち上げには、JAXAの次期基幹ロケットであるH3ロケットを用います。 ペイロードモジュールは、望遠鏡や焦点面観測装置を極低温に冷却するための鍵となります。 その冷却には、日本がこれまで築き上げてきた冷凍機の技術が必須です。 SMIは、高感度なサーベイ観測を行うことで、遠方の銀河を効率良く検出します。 このような観測は、SPICAがその科学目標を達成するための、出発点となります。

SPICA_WSplan

図1: SPICAに参加する各国の作業分担案 (2015年11月に完了したミッション定義審査の時点)


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SPICA国際科学ボード

SPICA国際科学ボード(ISAB : International Science Advisory Board)がJAXA宇宙科学研究所長により、諮問機関として設置・運営されています。ボードメンバー、会議予定は以下の通りです。(参考情報)


  • 第1回 2016年05月09,10日 JAXA東京事務所(御茶ノ水)
  • 第2回 2016年07月15日 パリ天文台(フランス)

国際科学ボード・メンバー(2016年5月現在)
氏名 所属
Dr. Yuri Aikawa Tsukuba University
Dr. Phillip Andre CEA, Saclay
Dr. Michael Barlow University College London
Dr. Andrew Blein University of Leicester
Dr. Ewine van Dishoeck Leiden Observatory, University of Leiden
Dr. David Elbaz (議長) CEA, Saclay
Dr. Reinhard Genzel Max Planck Institute for Extraterrestrial Physics,
University California Barkeley
Dr. George Helou Infrared Processing and Analysis Center,
California Institute of Technology
Dr. Roberto Maiolino Cavendish Laboratory, Kavli Institute for Cosmology,
University of Cambridge
Dr. Margaret Meixner Space Telescope Science Institute
Dr. Tsutomu Takeuchi Nagoya University

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SPICA観測系アドバイザリー・ボード

SPICA観測系アドバイザリー・ボードが、JAXA宇宙科学研究所長のイニシアチブにより設置されました。ボードメンバー、会議予定は以下の通りです。(参考情報)


  • 第1回 2016年10月12日 国立天文台(三鷹) 

SPICA観測系アドバイザリー・ボード・メンバー(2016年8月現在)
氏名 所属
 井口 聖 (委員長)  国立天文台
 高見 英樹  国立天文台
 臼田 知史  国立天文台
 宮田 隆志  東京大学
 本原 顕太郎  東京大学

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SPICA 開発体制


プロジェクト準備期間の体制(2016年5月現在)
欧州宇宙機関(ESA) プロジェクト主導機関
SAFARI コンソーシアム
(SPICA 遠赤外線観測装置開発チーム)
全体責任者     Peter Roelfsema(SRON)
日本代表     土井靖生(東京大学)
SPICA 日本チーム 主担当機関     JAXA
日本チーム代表     芝井広(大阪大学)
SMI コンソーシアム(SPICA 中間赤外線観測装置開発チーム)
全体責任者     金田英宏(名古屋大学)

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SPICAプロジェクト日本代表からのメッセージ

SPICA 日本チーム代表     芝井 広 (大阪大学)

SPICA_PI

赤外線観測は今や宇宙の研究にとって最も重要な研究手段です。例えば宇宙の誕生、宇宙大規模構造、銀河の誕生と成長、巨大ブラックホール、物質進化、星惑星系生成、太陽系天体など、ほとんどすべての研究分野で、赤外線観測が大きい役割を果たしています。日本は独自の宇宙冷却技術と赤外線観測装置技術によって、1995年打上げのIRTS、2006年打上げの「あかり」などを成功させました。これらの実績を踏まえた渾身の宇宙赤外線望遠鏡衛星計画が、このSPICAプロジェクトです。大口径の望遠鏡全体と赤外線センサーを独自の冷凍機によって極低温に冷却することで、極めて高い感度が期待されます。SPICAの観測によって宇宙青年期における銀河成長過程や、宇宙空間のガスや固体微粒子の物質進化・化学進化、および惑星系形成過程の解明が、大きく前進することでしょう。

SPICAプロジェクトには、JAXA宇宙科学研究所を中心に多くの大学研究者や国立天文台、ヨーロッパの研究機関が参加しています。打上げは2020年代後半ですのでまだまだ先ですが、観測装置の開発や観測計画の立案などに、多くの皆さんの参加と応援をお願いいたします。

(2014年 11月 1日)

開発スケジュール

今後のスケジュール

  • 2017年   : ESA Cosmic Vision M5 ファースト・セレクション
  • 2018年   : JAXA システム要求審査 / JAXA プロジェクト準備審査
  • 2019年   : JAXA システム設計審査 / JAXA プロジェクト移行審査
  • 2019年   : ESA Cosmic Vision M5 ファイナル・セレクション
  • 2027ー2028年度: 打ち上げ目標

これまでの経緯

  • 2015年度
  • 2013年度
    • 2020年代後半の打ち上げ目指し、新生SPICAが始動した。
  • 2011年度
    • 重要な技術リスク項目への対応のために、新たに「リスク低減フェーズ」を導入した。
  • 2010年度
    • JAXA宇宙科学研究所において「ミッション要求審査」に合格した。 「概念設計」を進めた。
  • 2008年度
    • JAXAプロジェクト準備審査に合格し、SPICAプリプロジェクトが発足した。
    • 日欧協同で「概念検討」を進めた。
  • 2007年度
    • SPICAプロポーザルをJAXA宇宙科学研究本部に提出。プロポーザルに基づいた「ミッション定義審査」に合格。
    • SPICAプロポーザルを、Cosmic Vision の一環として、欧州宇宙機関(ESA)に提出。 欧州のSPICAへの参加が将来ミッション候補として採択され、 概念検討が開始された
    • ミッション提案書(第2版)
 
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科学検討チーム

SPICA Science Task Force

SPICA Science Task Force
今西 昌俊 (国立天文台) 植田 稔也 (デンバー大学) 江上 英一 (アリゾナ大学) 塩谷 圭吾 (宇宙研)
大坪 貴文 (東京大学) 尾中 敬 (東京大学) 金田 英宏 (名古屋大学) 左近 樹 (東京大学)
河野 孝太郎 (東京大学) 長尾 透 (愛媛大学) 深川 美里 (名古屋大学) 松浦 美香子 (University College London)
松尾 太郎 (大阪大学) 百瀬 宗武 (茨城大学) 山田 亨 (宇宙研) 山本 智 (東京大学)
和田 武彦 (宇宙研)

SPICA Science Study Team

Core Team
Peter Roelfsema Hiroshi Shibai Takashi Onaka Hidehiro Kaneda
Kees Wafelbakker Willem Jellema Bruce Sibthorpe


Lead Scientists
Toru Yamada Kotaro Kohno Toru Nagao Satoshi Yamamoto
Jean-Loup Puget Jesus Martin-Pintado Matt Griffin


Core Science Team Members
Carlotta Gruppioni Eckhard Sturm Luigi Spinoglio Floris van der Tak
Ciska Kemper Franz Kerschbaum Inga Kamp Marc Audard
Bruce Swinyard Lee Armus Alberto Franceschini Dimitra Rigopoulou
Eiichi Egami Hideo Matsuhara Martin Giard Istuki Sakon
Mikako Matsuura Yasuo Doi Goran Olofsson Keigo Enya
Leen Decin Toshiya Ueta Takao Nakagawa Takehiko Wada
Dae-Hee Lee Chris Pearson Francesca Pozzi Maarten Baes
Masatoshi Imanishi Myungshin Im Ryouhei Kawabe Suzanne Madden
Albrecht Poglitch Christine Joblin Frank Helmich Paco Najarro
Carsten Dominik Rens Waters Takafumi Ootsubo Misato Fukagawa
Munetake Momose

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